カウンセリングとコンサルティングとコーチングの違い

カンセリング・コンサルティング・コーチングやティーチング。
カタカナ並ぶとややこしいけど、これらは一体どういう違いがあるのでしょうか?

なんとなく同じように見えるけど、
それぞれ特長も必要な時も違うんだよね

その辺りの区別がわからずなんとなくで「この人良さそう!」でコンサルお願いしたりしちゃうと「思ってたのと違う!」となったり。

俺に今必要なのはカウンセリングかコーチか‥
そこを教えてもらうコンサルを受けるべきなのか??

カウンセリング?コーチング?ティーチング?コンサルティング?

カウンセラーにカウンセリングを受ける。
コーチからコーチングを受ける。
ティーチャーからティーチングを受ける。
コンサルタントからコンサルティングを受ける。

それぞれどれも「困った時に相談したりアドバイス貰える相手」という感じですがその「扱う領域」の区別をあなたは説明できますか?

コンサルってイキってそうでなんか気に食わないんだよな。
カウンセラーは白衣着てそうだし、
コーチはテニスやってそうだな。

そんな偏見どうでもいいんだけど‥
コーチ、コンサルタント、ティーチャー、カウンセラー等の職種によってそれぞれクライアントさんのどの段階の悩みに得意なのかが違うんですね。

ただ、その内容としてハッキリと領域が別れるという事でもなく、グラデーションのように曖昧な部分があったり、人によっては「コーチ」と名乗りながら実質はコンサルのような話しをされていたり、コンサルタントにお金払って過去のトラウマの相談などカウンセラーにするような話を延々とされる方など‥と混ざっている事も多かったりします。

更にはそれらの領分の間みたいなポジションで占いやヒーリングなどを取り入れる方もいたり‥完全にスピ系側の立ち位置の方もいれば、心理学やメンタルクリニックなどのように医療的立ち場からの介入もあり‥

どこでどう区切るのを正解・不正解かを言い出したら答えは出ないんだけどどれもこれも

\どうしたらもっと今より生きやすくなるんだろう?/

それは共通の課題だと思うんですよね。

なので私が今ここで言えるのも「正論」という事ではなく人は人、よそのお家はよそのお家、うちはうち。
それらコーチングやカウンセラーやティーチングやコンサルタントの区別を私自身がどう区別して考えているかになるのですが。

私の線引としては、それぞれの領分をこう考えています。

はい、ここだけを見てもよくわかりませんよね。
この図を詳しく説明していきます

オギャーと生まれて特に大きな問題無く、普通に生まれて死ぬまでの人生を表したのが真ん中の【デフォルトの人生の道】として見て下さい。

そこか~ら~の~

カウンセラーゾーン

何かしらの原因で本来の自分のポテンシャルより現状が沈んでしまっている時に、あなたを健常(心身の働きが普通で、特別の異常がないこと)に戻すお手伝いをしてくれるのがカウンセラーの役割ですね。

「普通に生きたい」と思っていも過去に辛い経験をしていたり、何か満たされない不満や、トラウマがあったりすると本来のあなたのポテンシャルが発揮できず、物事を必要以上にネガティブに捉えてしまったり、過去の経験がトラウマとなって前向きな選択ができなかったり鬱状態になってしまったり。

#親子関係が原因になっているケースも多いですね。

そういう時にいくら「もっと前向きに!」とか「未来の理想の自分を!」とか言われても余計しんどくなってしまったり、どんなに自己啓発しようと思っても前向きな言葉を見るだけで苦しくなってしまったりするなんて事ってあるじゃないですか。

そりゃそうですよね。

だって熱が39度とかあってハアハアしてる時に「体を鍛えなきゃ!」と運動すれば余計体しんどくなってしまうのと同じ。体を鍛えるなら熱が下がってからです。

それと同じで心だって具合が悪い時に「前向きに!」とか「プラス思考にならなきゃ!」と無理しても逆効果なのは当たり前です。

だから心が健全な状態ではない時は、辛い今に蓋をして無理やり前を向こうするのではなくまずはあなたの心を「健康な状態」まで戻す事が大切。

凹→凸 ではなく、まずこっち→ 凹→□ 

恋愛で言えば「失恋直後の辛い時期の聞き役」とか
お金で言えば「借金状態から借金完済までの相談に乗ってくれる弁護士さん」とか?
【マイナス状態から通常の状態に戻す】そういうポジションに近いです。

心が健全でない時に焦って高いコンサル受けたり、スクール入ったりしても、体調悪い時に骨付きカルビ食べるようなもんで心が胸焼けしてうまく吸収できなかったりもします。

心が凹んで何もやる気がない時ってどんなに良いテキストがあっても頭に入らなかったりしますしね。

ですのでカウンセラーゾーンとはココ!

過去の出来事やトラブルで「本来の自分のポテンシャル」が発揮されていないそんな時。
そのマイナス状態から抜け出す為に何かしらクライアントさんにアドバイスをしたり、解決までのお手伝いという事を得意とするのがカウンセラーさんの領分ですね。

過去の自分の問題と向き合って問題解決したいという時がカウンセラーさんの出番です。

コーチングゾーン

上のカウンセラーが「過去」のあなたに働きかけるとするならコーチは「今現在のあなたへ」介入します。

人間の性質は本来、「もっと稼ぎたい」とか「もっとこうなりたい」とか、更には「DV夫と別れたい」とかの願望や夢や希望はあっても、人間の本質は「変化」を恐れる為「今まで通りで変化しない事」を優先します。自分にとって安全な領域(コンフォートゾーン)にとどまる事を潜在意識が選んでしまいます。

詳しくはこちら→ コンフォートゾーンとは

なので気持ちでは「もっと上を」とか「もっと幸せを!」と現状の変化を夢見たりするのですが、変化は危険!変化しない事が安全!という脳の ホメオスタシス の働きによって無意識であなたはあなたの元々の現状に引き戻されるように人間の脳の機能が「あなたを危険から守る為」にできてしまっているんですよね。 

だから新しい事に挑戦しようと思っても途中で面倒になったり、勉強しようと机に向えば掃除をしたくなったりと、あるとあらゆる「やらない理由」をキレッキレに頭がクリエイティブに探し出して変化を回避してしまうんです。(これをクリエイティブアヴォインダンス(創造的回避とか先延ばし癖)と言います)

(*´・ω・)(・ω・`*)ヤーネー

それ故に多くの方が口ではあれこれ言いつつも結局は現状の コンフォートゾーン に留まってしまうのですが、そこであなたの新しいゴールの達成をあなた以上にあなたを信頼し、応援し、あなたがコンフォートゾーン から新しいコンフォートゾーンへ突き抜ける為のお手伝いするのがコーチの役目となります。

あなたが今までの経験で作り上げてきた「今の自分の現状の延長線上にある未来」から飛び出して今までとは違う別の理想のコンフォートゾーンに移る為には、あなたが自分の脳の癖を知り、今までのパターンを繰り返さないように切り替える必要があります。

例えば小学校から中学生への変化ってすごく強制的な慣れ親しんだ環境からの変化ですが、周りが当たり前にそう接してくるから自分も戸惑いながら新しい環境に変化していけますが、同級生全員が6年生のままで自分だけが中学に上がるとかならなかなか慣れないし、小学生に戻りたくなっちゃいますよね。

進学のタイミングはそのくらい強制的に自分の環境の切り替えが行われるので自分も成長していけますが、大人になって自分だけでそれと同じ環境の変化や切り替えをして自分を成長させるの難しすぎません?

だから自分で自分の脳の癖を見つけクリエイティブアヴォインダンスを回避するのは本当に本当に難しいんです。

その証拠にみんなすぐ元のコンフォートゾーンに引き戻されてしまうでしょ?
自分一人では自分の脳の癖に気付く事が大変だからこそ、新しいコンフォートゾーンまで連れて行くコーチという第三者の存在がは大きいという事がわかると思います。

コーチという言葉の語源は【馬車】でした。 馬車の役割は、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」ということです。 そこから派生してコーチングは、「人の目標達成を支援する」という意味で使われるようになりました。

なので

コーチングゾーンとはここ

「やりたい事がわからない」「現状を変えたいのにどうしたらいいのかわからない」もしくは「進みたい道があるのに不安で進めない」そんな時に今のあなたが無意識で自分に作ってしまっている現状では見えていない視点や盲点に書き換えていく手助けを行うことで、あなたのゴールを達成へと導きます。

心身共に健康であれば私達は通常のデフォルトの人生のままでももちろん生きていけます。

だけど今のままから「変わりたい」「このままじゃダメだ」そう何か感じるのであれば、そのタイミングでコーチングを受けると人生の分岐点や変化の「きっかけ」を作る手助けをしてくれる。

それがコーチの役割りですね。

ティーチングゾーン

ティーチングが役に立つのは「教わる」タイミングです。

「◯◯を新しく始めてみたいけどやり方がわからない」

例)自転車に乗れるようになりたいけど乗り方がわからないから教えて欲しい
例)タガログ語が喋れるようになりたいけどどう勉強すればいいかな
例)WordPressを作ってみたいけどどうやればいいのかな

など「自分が学びたい事」はわかっているけど「どう学べばいいかわからない」という際に、学校の先生や、習い事の先生のように「じゃあこうするといいですよ」と指導してくれるのが「ティーチャー」であり先生ですね。

「何を学びたいか」が決まっているからこそ、そこを教えてくれる先生かどうかでどんな先生を選べばいいかも決ります。

「タガログ語を学びたい」と思っている時にどんなに良い先生だと評判でも「自転車の乗り方教室」には行かないじゃないですか。

「今から自分は何を学びたいか」が具体的にわかっていて「やりたいけどやり方がわからない」という段階の時にそのハウツー(手順)を教えてくれるのが先生でありティーチングの領分ですね。

通常私達は子供の頃は強制的に「はい!幼稚園!」「はい!次は小学校ね」「ここからは中学!」「進学?就職」など強制的に自分の慣れ親しんだ環境(コンフォートゾーン)を切り替えさせられてきました。

だから特に意識しなくても新しい学年や新しい教科の先生との出会いもあり良い意味でも悪い意味でも色々な事を教わってきましたよね。私達はティーチングはすでに今までもたくさん受けてきているのです。

ティーチングゾーンはここ

ですからチーティングはこのままのデフォルトの人生でも、コーチングで分岐後の新しい人生でもどちらにも必要な場面はあります。

どちらかと言えば、ネットの世界では「ググれカス」とか言われる部分でカバーできる事であったり、時間と手間かけて読み漁れば無料情報や、一般書籍でも学べる基本的な部分だったりしますが、でもどんな事でも初心者の時って「どうググればいいのかがわからない」で困ったりもする訳で。

なのでイメージとしたら「初心者」→「半人前」→「一人前まで」のステップアップを独学よりスムーズにさせてくれる存在。

それがティーチャーの領分だなと私が思っています。

コンサルティングとは

ティーチングが「初心者」→「半人前」→「一人前まで」までんほ役割とすると、その段階を越え、基本的な事はできるようになった後、「更に専門的に学びたい」や「自分とは違うアイデアや思考を知りたい」そんな時に相談して「知識の幅を広げてくれる」。

それがコンサルの役割ですね。
学校で言えば「大学」とか「専門学校」のポジションのイメージがわかりやすいかと。

コンサルタントのゾーンはここ

知識や経験を積んで自分なりに頑張ってきたとしても、それでも私達の人生は1日24時間1年365日と決まっているので学べる知識も積める経験も限りがありますよね。

更にはそうした学びや経験も、自分なりの価値観の重要度にとって見え方変わるので自分では気付かない盲点ができてしまうのも当たり前。

そこで「自分以外の専門家の脳」を借りて自分だけでは今まで見えていなかった事や知らなかった知識を教えてもらう事を目的とするのがコンサルを受ける意義かなと。

だから逆に言えば、ある程度の土台が無い状態でコンサル(専門知識)のアドバイスは活かしきれなかったりします。 

今までお料理した事が全くない方が「3つ星レストランの裏技」とか教えてもらっても、その教え方が良い悪いとかではなく「今そのレベルの自分ではまだ」活かせないってのと同じです。

ですから「高いお金払ってコンサル受けたけど全然だった」という場合、コンサルタントの技量に問題がある場合ももちろんありますが、コンサルタントのスキルは問題ないけど「受け手側の受け皿」がまだ整っていない事が原因で 思っていたんと違う!となってしまったというケースも実は多かったりします。

カウンセラー・コーチ・ティーチャー・コンサルタントどれがいい?

今の人生をそのまま進んでいくにしても、もしくはコーチングを受けて新たなコンフォートゾーンにぶち上げていくにしても、「学ぶ」「教わる」「突き詰める」の過程は私達がきて行く上で必要な場面が多々あります。

そして何かを新しく学ぶ時に「お料理」とか「趣味のゴルフ」とかならまだしも、お金や転職、恋愛などが絡んで気持ちが焦ってしまっている時だと判断基準が曖昧なまま自分にとって今どんなアドバイスが必要かの「区別」がついていないと

「もっと専門的な事を教えて欲しかったのに基礎しか教えて貰えなかった」とか
(コンサルを受けるべきタイミングでティーチングを受けてた)

「丁寧に教われば教わるほどやらなきゃ!やらなきゃ!と心が焦るばかりで自分が余計しんどくなっていって寝込んでしまう‥」(作業よりカウンセリングが大事な時かも)

「やるべき事はわかっているんだけどモチベーションが全然続かず投げ出してしまうからコンサル受けたけどやっぱり変わらなくて・・」(自分に合っていないかもな事を更に専門知識で武装しようとするよりそもそも自分が有利にぶち抜いけいける道をコーチと見つける方が先かも・・)

みたいな。

選択がズレてしまうとコンサルタントやコーチやティーチャー自体の良し悪しではなく「今の自分には合わない」となってしまうんですよね。

そしてもちろん自分に必要なタイミングで必要な指導者に出会えれば人間は誰もが漫画の主人公みたいにミラクルな成長ができちゃっりもする。

だから自分というキャラを自分でどう育成していくか・・

「なんかあの人過ごそうだから自分でもコンサル受ければ稼げるかも!」

では安易過ぎるしお金もったいない事になちゃいますからね。
適材適所でアドバイスを受けるポイントを使い分けができるといいですねってのはそういう事です。

という事で、私なりにでしたが

カウンセラー、コーチング、ティーチング、コンサルティング
それぞれの役割の範囲の考え方、何かしらでご参考になれば幸いです。

ではまた♪

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